スピーキングのために英会話は必要ない!

英語学習の最終目標はやはり「英語で会話」ができることだと思います。そのために
英語で会話をするというのは至極当然な考えだと思います。
しかし、
英会話のみで英会話が上達することは不可能です!
理由を説明していきましょう。
- 英会話に必要な能力は英会話力ではない
- 英会話のなかでは、必要な能力を伸ばしにくい
- 英語学習における英会話の理想的な位置づけ
1.英会話に必要な能力は英会話力ではない
会話が成立するという状況において、どのような条件が整っていると思いますか?
解像度を上げてみましょう。以下は会話を成立させるのに必要な能力です。
① 相手の話していることが分かる力
- 聞こえてきた音声を単語として認識する力
- 認識した単語の組み合わせを脳内で処理し、その文の意味を理解する力
② 自分の言いたいことを相手に伝える力
- 言いたいことを脳内で文字情報にして組み立てる力
- 組み立てた文字情報を音声として発する力
細分化してみると、コミュニケーションを構成する要素はたくさんありますよね。
この「~する力」を、一つの項目と考えたとき、その一つ一つをそれぞれ伸ばしていくことが、英語で会話する力を育てるための近道になります。
逆に、順序を無視して行うと、成長しないことはないですが、時間がかかってしまいます。それぞれの練習の効果が落ちてしまうからです。(それも含めて学びになることもあるので決して無駄ではありませんが)
「英会話力」という独立した力があるのであれば、英会話の中でそれを育てていけると思いますが、そんなものはなく、あくまで多くの項目の集合体が英会話になります。
2. 英会話の中では必要な能力は伸ばしにくい
それぞれの項目のなかにも、基礎→自動化→応用といった順序がありまして、一つずつ潰していくと、英語上達の階段をすぐに駆け上がることができます。
私は学生時代に野球をしていましたので、野球で例えてみたいと思います
野球において、練習試合だけをしていてもうまくはなりません。
打つ練習、捕る練習、投げる練習をそれぞれ行い、それぞれ能力を伸ばしていくことで、練習試合のなかで活かすことができました。
練習試合の中では、練習してきたことを試すことはできましたが、個別の能力にフォーカスして伸ばすことはできませんでした。
英語においても、英会話の中で実力を伸ばすのではなく、個人練習で伸ばしたものを英会話の中で実践していきたいですね。
3.英語学習における英会話の理想的な位置づけ
では、英会話を英語学習の中にどう位置付ければいいのか。
結論としては「実力チェックの機会」「覚えたフレーズを試す場」になります。
勉強していたはずなのに、英会話ではここが言えなかったなぁ、聞き取れんかったなぁ、と振り返りを行い、自分の学習内容と方法を修正します。また、このフレーズを話してみたい! と思っているものがあれば、英会話の中で強制的に使ってみます。それによってそのフレーズが自分の中にさらにインプットされますし、伝わらなかったとしても、修正のチャンスになります。
英会話は実験の場でありデータ収集の場でもあるんですね。
以上です。みんな勉強頑張ってね!!!!!!!